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2015年8月29日(土) 去年はブチ切れていましたが、今年は、・・・

●去年は、審査結果にブチ切れて、ブログにも色々と書いていましたが、今年は関わった部分も薄く、かなり冷静。それでも、この結果になった理由を自分なりに理解したいとは思っています。とりあえず、今朝の新聞記事。
●そういえば、昨日のブログアクセス数が普段の倍。皆さん、今年も私のブチ切れ審査批判を期待していたのだろうか。ちなみに昨年のブログはこちら→審査結果にブチ切れ ※ちなみに、実際の内質審査の審査順番が違っていたりして(×水色⇒香気⇒滋味、○香気⇒水色⇒滋味)、書いてある内容がおかしいのだ。いい大人が恥ずかしいモノです。
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□煎茶4㎏、産地賞は静岡市(上位3点は静岡市本山)、深蒸し産地賞は、牧之原市。どちらも大臣賞は産地賞生産者ではなく、煎茶4㎏は、丸芝製茶協同組合(浜松市天竜)、深蒸しは、にしたな(袋井市)。
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□入賞茶一覧。
●昨日のうちに複数のルートから審査結果一覧表を入手。それに基づき、審査の在り方を妄想シミュレーションします。
●とりあえず、普通煎茶4㎏の部から整理。まずは「外観」。
●【外観】外観満点20点に23出品(内訳:川根本町8出品、静岡本山7出品、浜松天竜2出品、福岡八女2出品、沼津1出品、浜松春野1出品、富士1出品、埼玉1出品)、得点19点に14出品(内訳:静岡清水3出品、静岡本山3出品、浜松天竜3出品、島田川根2出品、沼津2出品、富士1出品)、得点18点に12出品(内訳:静岡本山4出品、熊本3出品、浜松天竜1出品、埼玉1出品、鹿児島1出品、東京1出品、藤枝1出品)。
○今年は立場を離れたので(産地を背負ってないので)、かなり客観的に見ているのだが、笑ってしまう。昨年と同じだなぁ、と。この時点では、普通はそのまま川根本町、あるいは本山でいくでしょう、という流れを意識してしまう。しかし、結果は、・・・。それは後回しにして、この傾向、本山が18点までにばらけている事から、また、清水茶(唯一今年出品茶を見たお茶)の尺傾向を思えば、より、細かいレベルのお茶が満点に入ったのだろうなぁ、と推測。色沢は、川根の傾向とその他の被覆感のお茶を思えば、色沢は色違いではなく、拝見盆の中の揃いなのだろう。それは毎年同じ。一見で右手で上に持って行ってもらえるお茶づくりが必要なんだよなぁ。[9:05]
●さて、次は「香気」だ。内質審査は、香気⇒水色⇒滋味の順で行われました。
●【香気】香気については、満点75点に4出品(内訳:浜松天竜2出品、沼津1出品、川根本町1出品)、74点に5出品(内訳:静岡本山3出品、島田川根1出品、浜松天竜1点)、73点に4出品(内訳:川根本町3出品、福岡八女1出品)、72点に2出品(内訳:静岡本山2点)、71点に3出品(内訳:静岡本山1出品、川根本町1出品、富士1出品)、70点に2出品(内訳:静岡本山1出品、川根本町1出品)で、ここまでの合計20出品となっている。
 そして、外観20点と19点の37出品茶の香気点を一覧表にすると表1のようになる。
表1
○さて、これをどう考えるか、だが、審査員は、この時点で、最終滋味に向けての上位3-4点の確定を図っている。その意味で、75及び74点を取るお茶とそれ以下の点のお茶は全く傾向が異なると言っていい(だって賞付きの入賞茶にならないから)。逆言えば、外観19点で、絶対に1位になる事のないお茶で74点まで上げてきたもの、それが香気審査において、審査員がどうして「今年のお茶の香りはこれでいきたい」評価茶だと考えていい。そう、75点の並びの中で一番に持って行きたい傾向のお茶。そう考えるとどうなるのか。本山、天竜、島田川根、これらのお茶の傾向を確認する事は重要である(どれも自身が製造に絡んでないので、審査にも参加してないのでどんなお茶か知らんし)。しかし、そんな中で、自分が勝手に思う、妄想するのは、やはり、カブセと火の扱い、で新鮮香は次点なんだろうなぁ、と。あくまで妄想ですが。その一方で外観20点から香気で大きく点を落としたお茶と19点で同じような香気点にいるお茶。それらを確認、比較すれば、今の点もはっきりするだろう。一方で19点で上がりきらなかったお茶の傾向がどこにあるのか、あるいは欠点なのか。この時点でほぼ決まりです。[10:40]
●さて、次は水色。でも、香気を先にやっているから、ここは意外とスムーズなんだろうなぁ、と思うが。余程外れない限り。
●【水色】水色満点30点に12出品(内訳:静岡本山8出品、浜松天竜3出品、川根本町1出品)、得点29点に9出品(内訳:川根本町3出品、浜松天竜2出品、沼津1出品、福岡八女1出品、富士1出品、埼玉1出品)、得点28点に9出品(川根本町2出品、静岡本山1出品、福岡八女1出品、島田川根1出品、浜松春野1出品、沼津1出品、埼玉1出品、静岡清水1出品)、得点27点に7出品(内訳:静岡本山3出品、静岡清水2出品、富士1出品、沼津1出品)であった。
○見える審査で落としたがるお茶と上げたがるお茶があるのは、やはり、見えて説得できるだけの傾向があるのだろう。基本は被覆と塵粉の徹底した抜きによる「透明度」「被覆感のある中での青み」の水色ではと、毎年の事ながら想定している。これをやるだけの量目確保も前提である。逆に言えば、それをきっちりとやれれば、点が上がる可能性は高い。だって、欠点がないのだから。そのため外観点(18点以下)に比して高い水色点に回るものも散見される傾向がみえる。ただ、水が合う合わないもあるのかなぁ、と思わなくはない。そんな意味で㈱静岡茶市場に合うお茶とは、という話か。ただ、ここに来るまでの点、特に香気、が問題だろうなぁ、と思う訳で。[11:07]
●そして、最後の「滋味」。とはいえ、もうほぼ確定している中で選んでいくだけなのだから。難しい事ではない。
●【滋味】滋味については、満点75点は2出品(内訳:浜松天竜1出品、川根本町1出品)、74点に2出品(内訳:浜松天竜1出品、静岡本山1出品)、73点に4出品(内訳:静岡本山3出品、川根本町1出品)、72点に2出品(内訳:静岡本山1出品、富士1出品)、71点に5出品(内訳:静岡本山3出品、福岡八女1出品、浜松天竜1出品)、70点に3出品(内訳:福岡八女1出品、川根本町1出品、沼津1出品)となっている。
○外観+香気+水色合計満点の3出品からは、天竜2出品のどちらを取るかで1位が決まっている。川根本町の1出品は、-7点と大きく点を落としている事から、何かしらの欠点(渋味レベルではなく、苦渋味等か)が見受けられたのであろうか。そんな流れでは今更コメントする事もないのだが。あとの出品茶はそれまでの点数なりで点がついている感であるが、川根本町の合計から-3点のお茶が滋味満点となったのは、よほどあからさまに滋味トップへ持っていかざるを得ない様な味があったのだろう。滋味とはそんな審査である。[11:30]
●今年の審査結果、点数の在り方からの分析を以上のような形。そして、最後に総合考察を。
●静岡大会、前回の静岡大会24年度の時と同じ、天竜1位の結果。そして、川根本町にとっては、昨年の宮崎大会と全く同じ審査の流れの下での結果に終わった、という事でしょうか。今年については、静岡大会という事で、巷では「外観では尺のあるお茶を評価する」という噂が飛び交っていたのですが、今回の結果を見る限りでは、そんなイメージではないなぁ、と思いました(その尺というもののイメージもよく分からないのですが)。また、被覆については、何回か前の大会の審査員概評にあった「被覆の行き過ぎたものは評価をきっちりとしていく」という話はどこへ行ってしまったのか、という位に、被覆をきっちりやり、火で甘味をつけるお茶をつくらなくてはならなくなっている感が大変強い。香気をどう考えるのか。静岡茶の在り方の根本だと思いますが。
●今回の結果、自身のポジションが品評会シフトしていないため、それほど熱く思わないのですが、清水に限っていえば、課題を数点クリアーしていけば、来年度は入賞は十分できるだろうな、と思っています。一方で川根本町、この審査傾向の中では、どう考えても、審査に日寄ったお茶づくり、難しいんだろうなぁ、と思います。あとは出品点数を15出品以上稼いで、絶対的な傾向を川根茶で行くしかないのだろうなぁ、と(一方で、今年の島田川根茶の審査結果を見れば、逆に更に上位に近いのは、そちらのお茶なのかしれない、と思ってしまう)。
●しかし、2年連続の全く同じような審査傾向を確認させてもらって思ったのは、やっぱり、全品とは別に、被覆抜きフリーの「山のお茶品評会」でもやるしかないんだろうなぁ、と。感動するようなお茶、つくってみたいなぁ。[11:45]
●ブログに書いたのは、相変わらずの妄想です。同じような妄想を文章化して、考察資料にまとめています。欲しい方は御連絡下さい。明日以降配布可能。なお、普通煎茶4㎏のみの考察です。清水壱番茶会の皆様にはFBページに貼り付けたので、DLが可能となっています。
●PDFファイルはブログページでは扱えない。HPつくるしかないのかな。しかし管理しきれないしなぁ。
●さて、来年はどんなお茶を目指そうかな。
●午後のおやつの時間から、お菓子食べながらお茶をダラダラと飲んでいました。施肥試験おくひかりの№3の封を開けたのですが、水色が強く出て、茶葉の開きも早く、味に渋味を感じる。美味しいんですけどね。同じ生葉なのにタイプが違う。製造の影響なのか、生葉の製造開始までの時間の問題なのか。来年もやりたいな、点滴施肥試験。さすがに川根本町ではまずいよなぁ。
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□封を開けたて、良い香りです。
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□氷漬けです。でも、美味しいんです。今日もムシムシするし。
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□一煎目と三煎目の水色の違い。それより、三煎目でこの水色になるのも、№1と違うなぁ、と感じます。
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□茶葉の開きが早いんだよね、比較すると。やはり、揉み揉みの違いなんだろうか。
●さて、少し脳味噌を冷やさないといけません。頭がパンパンです( 一一)。
●今日の一冊。二駅ずい[作]『彼女はろくろ首①』【2015年,㈱講談社,\429+税】。ろくろ首ってお化けで怖いんだけど、可愛いんだなぁ、と。
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[ 2015/08/29 ] コミック | TB(0) | CM(0)

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