2018年4月14日(土) 樹づくりと芽づくり

●昨日も少し書きましたが、時期別施肥に取り組んで、秋肥の影響性とか、春肥の影響性とか、をやっている中で、樹づくりに必要とされる肥培管理の考え方、芽づくりに必要とされる肥培管理の考え方、の違いをかなり認識するようになって。結局は「なぜ茶園施肥が多肥になったのか」という事に行き着き、多肥改善を図る中で「多肥効果の意味」が検証されないまま、今に至ってしまっているんだなぁ、と感じています。
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□昨日の圃場ですが、新芽の勢いはありますが、何にしても土台となる茶樹の状態が悪い。春先の対応で、新芽づくりへのフォローはできても、土台改善は現時点では無理。どうするべきなのか。
●芽づくりについては、高濃度液肥により、それなりのカバーリングが可能なので、あとは樹づくりのための健全生育条件の確保をどのようにしていくのか。まずは透排水性の高い圃場への改善とその状態での根圏が確保できるような障害性のない年間肥培管理体系の提案。それにより、特に夏場から秋に掛けての、光合成能力を高めて樹体充足性を高め、茶株面においての葉量、枝条の確保を図る。土壌改善については、乗用管理機による定期的な深耕作業の実施と、可能なら砂投入による土壌における気相確保の提案をしていく予定。それが出来た時点で、有機系素材投入による土づくりを考えたいなぁ、と。
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●液肥処理の圃場での話ですが、昨日、芽を食べてみたのですが、刺すような渋味苦味を感じず、甘味うま味を感じる芽でした。川根での処理や清水でやってもらった時も、やはり、茶園で食べた新芽の味がうま味甘味が前にでる感じで。そんな意味で、液肥の効果がみられているのかな、と思ったりもしています。
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●あと、古葉の色ノリがあるように感じていて。新芽生育時における吸収成分の転流配分がどうなっているのかの問題はありますが、吸収されたN成分が古葉へも配分されているんだと感じる葉色と艶感がでているのかと。
●統計飲み会ではN村さんと「樹体充足の状態により、おそらく、吸収Nの配分が異なってくるから、その樹体充足状態をどう判断するかが重要だよね」みたいな話をしているのですが、結局、充足状態であればあるほど、次の新芽への配分率が高くなる可能性も否定できないし、一方で、生育新芽へやはり優先的に回されるのかとも思ったり(優先順位の問題かとも)。そんな事をキッチリと整理していきたいなぁ、と。
●とりあえず、園主としては「一番最後に採る茶園だから5月の連休位までは、このままだなぁ」と言ってくれているので、それまでは継続調査を行っていく予定でいます。収量性と品質の関係性。さぁ、データ点が何個取れるか、久々に新しいグラフが作れそうで、とっても楽しみです。
A4H19N率と枠重
A4芽数と枠重alldata
A4H19出開き度と枠重
●こんなグラフ群が作っていけるなぁ。
N weight sakugen
●あとは、こんな感じの重量とN量のフェイズ変化の検討や、
フェイズ位相
●Nと出開き度の関係におけるフェイズ変化が、限界収量性との絡みで出せればいいなぁ、と。ようするに、どこまでアッパー技術として可能なのか、もしそれにストッピングが掛かるとしたら、何が制限要因となっているのか、また、その制限要因の改善が可能なのか、というような事を整理して、そして、茶園改善につなげられれば、と思っています。
●こんな事ばかり仕事で考えていられたら楽しいのに、仕事は完全に違う方向性で取り組まなくてはいけない。これはあくまで、自分の興味95%で進めていく事で。とはいえ、このような改善手法を明確にすることで、同じような生育不良茶園への反映性も得られるのかな、と考えています。何にしても、やはり自分で確認、経験し、問題の解決実行を踏まえないと、話のネタとしても喋ることさえできないし。
●まだ考えられるうちに考えておこう、色々と。
●昔のブログを読み返すと、その時その時で色々と考えている事がよくわかる。そんな意味で見つけたグラフ。
グラフ1
□何が言いたいかと言えば、秋肥料を抜くと冬季の古葉N充足性がと劣る。そしてやはり、年間通じての一定量の施肥量は必要だいう事で。処理2年目の圃場でのグラフ。そして気づくのは、春の濃度向上性は量的積み上げだという事(秋肥が入っているなら)。何だろう、これは?
●何というか、面白い事ばかりだ。
[ 2018/04/14 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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