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2016年8月26日(金) 夏休み消化日、そしてお茶を思う。まだ夏休み3日間あるけど( 一一)。

●今週も結構きた(心身に)一週間であったが、何とか。今日は、残り4日ある夏休み消化日(9月末までにあと3日消化)。そして、全品審査結果発表日だ。しかし、休んでいるから情報取得手段がない。
●昨年も書いたが、川根にいた頃に比して、全品への依存度というか関わり度がかなり減少している上、情報入手についても遅いのが実態。7年間川根でやってきて、毎年、審査結果を解析したりしてきたが、結局、その審査傾向は変わらず(あるいは甚だしく傾いていて)、川根での最終年の宮崎大会の審査にブチ切れてから、去年、かなり淡々としているし、今年も、自分が直接製造に関わった部分では気にはなってはいるが、品評会で大臣賞を取れるお茶になっているか、と聞かれたら確実に違う、と答えてしまうだろう。審査会、しかも国体の審査会(今年は三重大会)に勝てる整えでお茶づくり、仕上げ調整を対応させてないから。
●審査員の資質については疑問符をかなり持っているし、それで評価されない、と言い続ける事はできるけど、結局、それでは何の解決にもならない。かと言って、品評会自体を否定しても、それはルール(行間が読めるルールブック)のある中での闘いなので、そのルールの中で最大限のパフォーマンスを見せつけて勝つしかない、というのが勝負の理で。
●でも、一方で、最高を感じさせてくれるお茶に出会いたい訳です。
●そんな意味で、自分が関わって体感して、身体の中に物差しをつくってくれたお茶が更に、その物差し幅を超えたものになるようなお茶づくりに関わっていけたら、と思う次第。
●製茶についても、施肥についても、仕掛けも試行も、そして評価もしている訳で。いつか、最高のお茶に出会えるように。
●今年の一番茶時期に製造で入った茶農家さんで、サンプルで頂いた荒茶。形状キッチリのカブセ茶で、しっかり揉み込みしてある。もう4ヶ月も常温保管状態だったけど、ややヒネの香りはするが、飲んでいる限りは、それを強く感じる場面はない。やはり、製茶が開封後の茶の状態変化に大きく影響するのは明らかで。やっぱり、しっかり揉もう。そして、コナさない。
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□こんなしっかりしたお茶を飲むと幸せになる。そして、アテはアサリの燻製オイル漬け。これも美味い。貝好き。
●事務所のH班長からメールをもらい、全品三重大会、普通煎茶4㎏の部で、本山が1、2、3位を独占し、産地賞との事であった。他産地主催での独占は多分、川根本町の鹿児島大会以来ではないのだろうか。おめでたい事だ。私は、全くお茶づくりには関わっていないが、管内での好成績はおめでたい事である。
●その後、三重県の茶業会議所のHPを確認したら出品茶の審査結果一覧が部門毎、PDFでアップされていたので、DLして確認。普通煎茶4㎏は、製造をお手伝いした、S園が三等(32位)に入賞。外観で落とされても内質で踏ん張った、という感じです。そして、上位の審査点を確認すれば、やっぱり、被覆10日以上のお茶でないと香気がガタ落ち。川根本町はそれで負けた、という感じです。普通煎茶ではなく、カブセの品評会だ。
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□これは5月1日のS園の品評会茶。精揉機での状態。このたおやかさと艶ぽさが好きだ。精揉機の作業は苦手だけど、精揉機のお茶に触れるのは好き。でも、やっぱり、粗揉機で揉んでいるお茶が応えてくれるのが一番好き。
●そして、カブセの部で、H園が三等(29位)に入賞。これは、製造に立ち会ったという感じの関わりのお茶ですが、審査点を見れば、やはり、被覆、カブセ香をどうしていくか、という点に尽きる様に見えます。
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□H園のJ君が、FBにアップした出品茶の写真(J君、写真借ります)。まだ調整前の乾燥出たての荒茶だけど、この香味が匂ってきそうな美味しそうな感じがイイです。
●審査員に今更ケチをつけるのもバカバカしいので、やはり、上位入賞(1-2等)、または一等1席を取りたければ、まずは審査傾向に沿ったお茶をつくり、スタートラインに並ばないといけません。三等までは、スタート地点に差があっても何とか入ってはいけるのですが。とはいえ、個人的には、そんな被覆被覆して、籠ったような香りのお茶ではなくて、鼻を抜けて頭を抜けて、天へ上っていくような本当の清涼感のある香り、のお茶をつくりたい、と思っています。
●そして、今回出品関わりしたSi園では「異臭、異味」という概評が。去年は「油臭」だったなぁ、と思いつつ、審査員も少し進歩したかな、と。とはいえ、異味、って審査概評初めて見ましたが。香気も、滋味も、どちらも、何でそんな評価になるのか、という事について、審査員が思っている事とは違う視点で当たりを持っているのですが、来週、本人が持っているサンプルで、審査結果の再評価をして、その上で、来年対策を立てましょう、という事に先ほど調整。それにしても、やはり、こういう仕掛けをした上での話というのはワクワク感がして楽しいモノです。
●偶の一冊。角田光代[著]『今日もごちそうさまでした』【2014年,㈱新潮社,\520+税】。食エッセイ。なぜ自分がこんなに食にこだわるのか、よく分からないが、食は素直だから、という事だろう。つまり、誤魔化しが効かない、という事で。
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[ 2016/08/26 ] エッセイ | TB(0) | CM(0)