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2015年6月13日(土) 朝から、器と中身、について考える

●辛抱たまらず、朝の4時半に起きて、5時前には家を出る。向かう先は、もちろん、川根本町農林業センターin地名、である。
●自分の目で見る事で、何か分かるのか、感じられるのか、そんな思いだけ。天気はまだ曇り。6時過ぎには到着。
●どう言えばいいのだろうか。隣接する「やぶきた」(慣行施肥)と「おくひかり」の違いは明確。芽の生育が全く異なる。芽揃い、芽伸びが、おくひかり>やぶきた、は見れば明確である。ただ、それは二番茶における液肥処理の影響ではない。液肥処理をしてない二番茶おくひかりの区も、液肥処理おくひかりと芽の出方は変わらない。一方、二番茶液肥処理区と無処理区の差は?と言った時に、見た目では明確ではない。何となく、液肥処理区と無処理区で色目が違うかなぁ、と感じる位。しかし、生育芽を摘んで食べると、液肥処理区では、一番茶の時と同じように底味にアミノ酸のうま味を感じた。その差はある、と思った。6時15分。
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□隣接やぶきたとの比較。残葉の色違いを感じたように、遠景でも色目の違いを感じる。左右比較だと芽の出方の違いが明らかに見える。
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□おくひかり。センターを中心に左右(左:無処理、右:処理)で違うのか、と言われると、んんんん、と唸るしかないのだが。何となく違う気持ちがする、思いこみ( 一一)。
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□おくひかり。二番茶液肥無処理のアップ。何となく色目が足りないと感じるのは生育の問題か。
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□おくひかり。二番茶液肥処理区。一番茶の時もこんな感じの青い芽になっていた気が。
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□おくひかり。区間をアップにしてみたが、よく分からない、のが実態です。妄想入っているし。
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□しかし、隣接のやぶきたはこんな感じ。明らかに芽ぞろいの悪さと生育遅延を感じる。食べた芽も、・・・。
●とりあえず、芽の状態としては、2.5~3.0葉期位。あと1枚強だと考えれば、5日かな。無理して7日。やはり、18日~位。さて、K平場長と調整だ。どんな揉み応えを出してくれるのか。
●帰りの車の中で考えていたのは「器と中身」の事。器が生育であるなら、中身は味わい。二番茶期の液肥処理の影響は生育には出てない?のは隣接やぶきたとの比較で明らか。逆に考えれば、残葉、あるいは茶樹そのものの充足性が二番茶生育に影響を与えるのは明らか。そのポイントを押さえない肥培管理は、二番茶に対するスターター的役割さえ果たさないのかもしれない。一方で、茶芽を味わって思うのは、やはり味わいに対する影響は、どう生育芽に対して適切な施肥処理を行うのか(それは濃度プレスかもしれないし、吸収性向上なのかもしれない)、がポイント。そう考えれば、一番茶も二番茶も変わらない。一番茶は樹体充足自体は、秋整枝後の半年の十分な時間がある。しかし、二番茶においては、1ヶ月半での勝負となる。そうなると器づくりの樹体充足とは何なのか。また、そのタイミングはいつなのか。器づくりと味づくり、それは並行作業なのか、それともフェイズの切り替えがあるのか。そうであるなら、どのタイミングでそれを図り、更に言えば、味づくりにおいて、それが吸収なのか抑制なのか、それを明らかにする必要がある。
●やるべき事は山のようにあるのに、それが出来ない環境というのは、歯がゆさを超えて、メルトダウンである( 一一)。
●地名でやれるのも今度の二番茶でおしまい。その先にも解決しなくてはいけない問題が山積みである。処理に対する現象で終わらせてはいけない。それでは、多肥すればお茶がよくなる、と言っている大バカ者たちと変わらないのだから。現象を証明する積み上げをどうするか。
●一方で、清水で、一番茶でつくったお茶を飲んでくれて、これに共感して、二番茶で処理を始めてくれた茶農家がいる。その処理結果が現象として発現するのかしないのか、そんな事も含めて検証をしなくてはいけない。違う、突き抜けるお茶をつくらなくてはいけない。最高を目指して。そんな話をしている。面白い、そんな話ができるだけ。
●窒素量は一番茶で7kgN。二番茶では計画量で8kg。実際の摘採日により異なるが。
●結局、量ではない。どう茶樹の生理生態を理解して、それに応じた処理をするのか、だけ。そのため、今の自分の立ち位置は濃度においている。しかし、それも実際はどうかは分からない。茶樹の樹体充足と生育期芽への効果発現。多分、いけそうだ。[8:50]
●昼間は読書、夜は朝早起きし過ぎたせいか、あっという間にバタンキュでした(-_-)zzz。
●今日の一冊。G.L.Squires[著]重山秀実&山下理恵&吉村雅満&風間重雄[訳]『いかにして実験をおこなうか』【2006年,丸善㈱,\2,800+税】。実験をやりたい。そして、説明できるようにしたい。でも、やれない。
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[ 2015/06/13 ] 科学 | TB(0) | CM(0)