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2015年5月30日(土) 妄想と現実と、その確認のため川根へ

●妄想とは、根拠のない話をあてこんで、物事を語る事。それが楽しかったりするので始末が悪い。このお茶は、まさに妄想を語らせたらピカ一である。
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□この形状、この水色。いいと思ってしまう。
●今年は、今までと異なり、自身で精揉までを思考し、お茶づくりをする場面が多々あり、それが製造スタイルへ影響したのは事実。去年までは、あくまでエンドにおけるお茶姿については、JAのN島君にお任せだったし、自分はあくまで、適切に粗揉で揉み込みをしたお茶をつくる、で良かったのだが。逆の意味では、今年のお茶づくりは、そちらの製造方法へもかなり影響を与えてくれている。どこまで揉んでいいの?という永遠の課題に対しても、一歩進んだ感が自身の中ではある。
●しかし、施肥試験については、妄想暴走中で止まる事を知らない。色々な否定を受けるが、自分的には妄想です、と言い切り折れないようにしている。しかし、本当にキッチリとメカニズム解析しなくてはいけないと思っている。
●そんな意味で二番茶への影響試験、これは大事。それもやらせてもらえるのだから幸せである。元職場とはいえ、今は全く無関係の管外の人間なのだから、私は。
●そんなこんなで、朝から川根本町地名農林業センターへ。朝の6時20分に出て、奥さんをJR静岡駅へ。その後、川根本町地名農林業センターまでユラユラと運転。7時40分過ぎには着いてしまいました。今日は、T口製茶組合の品評会出品茶の棒取り作業があり、役場のG課長がその時間に既にいらっしゃっている、ためお断りして、第一目的のサンプル茶を預からして頂いて。今年の一番茶の状況等意見交換したり。
●その後、本命の施肥試験おくひかり茶園確認。隣の「やぶきた」とは確実に一番茶の残葉色が違います。濃緑。そして、何より、芽の動きが早い。現時点で萌芽期過ぎ位の状況ですが「やぶきた」より、2-3日は早い感じ。「おくひかり」は5月5日に摘採していますが、「やぶきた」はそれより早い摘採のはずで。そう考えると、二番茶芽の動き出しへの影響というのもしっかりあるんだろうなぁ、と妄想。二番茶では「おくひかり」ほ場の半分を液肥施用してもらっていて、それを比較してみましたが、今の時点ではよく分からない。と、いう事は、この残葉への影響は、一番茶期の液肥施用効果、という事になります。妄想。一番茶の芽の動きも早かった感じがしていたのですが、しっかり妄想高まりました。品評会作業に来たJAのY道釜炒り先生とも、これだと6月20日(一番茶摘採後45日)前に二番茶摘採だね、という話をして。どうしても製造には携わりたいので、何とか仕事予定を調整して、川根へ来られる日をつくらないといけません。
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□「やぶきた」と「おくひかり」の比較なので、色違いが本当に根拠になるかどうかは不明。それでも、この芽の動きは大変面白い。
●現在、二番茶への液肥施用処理を行ってもらっていて。開葉が始まる来週後半から、フェイズ変化に対応して液肥の資材切り替えをしてもらう予定。二番茶、本当に楽しみです。とはいえ、こちらの左と右で左が処理区なのですが、今時点での差は全く分からず。差が出なければ、二番茶期の施肥は不必要、という事になるのですが、また、色々と妄想逞しく面白いです。面白い、何にしても。
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□棒から左が、二番茶期液肥処理区、そして、右が無処理区。さて、どうなる事やら。
●結局、妄想バンバンで行った現地ですが、現実を実際を見ても、妄想高まるばかりでした。試験的にどうか、と言えば、これは試験ではないし、データを取っている訳でもない。でも現象としてこのような事が発現しているという点がとっても大事だと考えます。そして、この原葉に、川根茶製造技術が加味されれば、まさに最高級カリフォルニアワインの完成です。いっちゃうなぁ。
●そして、午前9時30分には帰宅しています。行って来れちゃうけど、やっぱり車の運転はつらい。特にアドレナリン出っぱなしの妄想状態で運転しているから危ない。今日はもう大人しくしていよう。
●お昼は息子と久々に「たろうず」へ。暑過ぎるせいか、お店空いています。息子は「角煮醤油、煮卵入り」、私は「素とんこつ」を頼む。汁までガンガン飲み干す息子を見て、あー歳をとったなぁ、と思う。
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□左が「角煮醤油、煮卵入り」、右が「素とんこつ」。替え玉位は食べれそうだったけど、替え玉制度がないお店でした。
●久しぶりに本当にのんびり。北大久保さんの昔のブログを読み返したりして、楽しむ。
●今日の一冊。山田昌哉[著]『カオスとフラクタル』【1986年,㈱講談社,\740税込】。全ての事象が単純化できるものではない。一方で、何かしらの仕組み、規則性、あるいは不規則性という規則性があるのだと思っている。そんな意味で、こんな本も押さえてはあるのだが、いまだ理解は及ばない。自然界の動向と同じく。
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[ 2015/05/30 ] 科学 | TB(0) | CM(0)