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2015年3月2日(月) 共同茶工場の研修、目指すべきは

●昨日、川根本町尾呂窪の「つちや農園 土屋鉄郎謹製 はるみどり」を飲んでみました。普通に急須で淹れ、一煎目だけ70℃位に湯温を調整して、ワイングラスに移して飲んだのですが、美味い。「はるみどり」という品種、「やぶきた×かなやみどり」の組み合わせなんですが、このやさしさ溢れる甘いお茶、そしてかすかに感じる萎凋香(これは萎凋を意識してつけたものではない、と本人も裕子さんもおっしゃっていましたが)が、香味を高めていて。二煎目以降は高い温度で、そのまま杯を重ねましたが、美味しいなぁ、と。そして、やはり、何度出しても雑味を感じさせないお茶のつくりが素晴らしいと思いました。急須で淹れているので、それなりの濾しはあるのですが、当たり前に綺麗な水色が、やっぱりお茶はこうでなくては、と思わせてしまいます。深蒸しに感じる雑味は結局、そこに行き着いてしまうのかな、と。お茶の中身を味わう、そんな事が山のお茶の方向性でもあるのかなぁ、と。色々思う事ばかりですが、美味しいお茶、残していかなくてはいけません。
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□カブセをしていないのに、この葉色は、茶葉の素の力なのか、つちや農園の場の力なのか。
●「はるみどり」については、川根本町としても今後、取り組みを拡大していく方向を検討中。先々の中では萎凋系、発酵系のお茶としての活用も図れると判断していますし(「かなやみどり」「香駿」系の実態を踏まえて)。
●しかし、「つちや農園」という天空の茶園での生産、が一つの川根茶の指標にもなっているという事実。平成20年、平成23年の日本一、全品農林大臣賞を受賞。その力の根源が、生葉生産力への影響力が何なのか。技術者として興味は尽きません。毎年、今年で7回、ホイロで言えば20ホイロ弱ですか、品評会のお茶を揉ませてもらって、色々と身体で感じている事はあるのですが、それが言葉とか、文字になりきらない。茶葉のやさしさであるとか、素直さであるとか、色々なモノをもっと分析解釈していく必要があるのですが。この7年間の経験値は本当にかけがえのないモノとして自分の中に蓄積されています。
●朝の地名は暖かです。6℃。もう3月、春を迎える準備を着々と進めないと。
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□芽の膨らみと成葉の色変わりが気になりますよね、普通に。
●本日は、川根本町共同製茶連絡協議会の視察研修で静岡市葵区大原にある「㈱佐藤園」へ。佐藤園グループとして、茶の生葉生産から、荒茶加工、仕上げ茶販売までの一貫した取り組みを行う県内の先進茶業組織です。佐藤会長自らお話を頂くという、しかも質疑を含めると2時間近く。ありがたかったです。やるべき事、やらなくてはいけない事、考えなくてはいけない事、様々な提示を頂きました。考えるのは話を聞いた側です。考えないといけません。
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□佐藤会長。厳しく、そして熱く、話をして頂きました。聞く方も圧倒されてしまいます。
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□佐藤園カフェの見学。これの目的も明確に話をして頂きました。勉強になります。
●視察前のお昼は焼津で。贅沢な御膳でした。
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□しかし、贅沢を言えば、静岡県人、刺身は食べ慣れている、という話になるのかな。あくまで観光客向けの味わい。
●家に帰ったら、なぜか悪寒が(>_<)。熱を計ってもないのだけど、とりあえず温かくして寝ます。明日、休むわけにはいきませんので。
●今日の一冊。近藤史恵[著]『ヴァン・ショーをあなたに』【2015年,㈱東京創元社,\700+税】。図書館で借りて読んだ頃から好きで。美味しくて、好きで。内容を知っていても読み返して美味しくて。美味しモノが好きなんだなぁ、結局。
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[ 2015/03/02 ] 食・酒 | TB(0) | CM(0)