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2013年8月10日(土) 朝からグラフづくり

●今日は朝からグラフづくりに励んでます。元同僚とのメールやり取りで色々と指摘や示唆をもらって。それを参考に先日掲載したグラフに手を入れています。何となく、こうだ、という感じがあって、面白い。
●リーフパンチ(LP)、秋整枝面古葉打ちぬき葉片サンプルの動向。とりあえず、秋はautumnに統一しました。PassDaysが分かりにくい。スタート0が9月15日、50日目が11月4日、100日目が12月24日、150日目が2月12日、200日目が4月3日、230日目が5月3日。
LP weight
□リーフパンチ重量。秋から12月、から3月、から4月、重量増加のフェイズ変化(増加速度)が異なるような感じ。その要因がNなのかCなのか。Cのグラフもつくらなくてはいけないかな。
LP nitrogen content
□リーフパンチ窒素濃度。50日位がピークでその後、低下。春肥処理の場合、無窒素施肥0kgとの比較で、180日頃にやや増加(低下抑制?)が見られる。時期は3月上旬頃なので、処理した春肥の吸収転流か? ただ窒素濃度の低下は見かけの話なのは次の窒素量グラフで判断できる。これは多分自分の知見、と思っていますが(前任も冬季期間のその他部位への転流と判断していたようですが)。
LP nitrogen mass
□リーフパンチ窒素量。前段で言及していますが、経過100日頃(12月中旬頃)までLPにおける窒素量は増加傾向を示し、その後停止、そして180日頃(3月上旬頃)から春肥処理をしない場合は減少、春肥処理をした場合は上昇傾向を示す(ただ春肥の場合も減少→上昇がみかけ上見えないだけかもしれない)。
●何が言いたいかと言えば、秋肥は12月中旬頃まで古葉を充実させる。無施肥(春肥処理も同様)との量的差が吸収量として(面積当たり古葉量を測定できれば、古葉への転流量が計算できるが)判断される。しかし、それも3月の再開まではストップする。でも、N濃度は減少。これは端的には葉重増加、いわゆるC増加(光合成による炭水化物蓄積)だという事になる。元同僚のN村さんの研究では、冬場も窒素吸収はされているという事なので、これが示すのは、古葉までの転流移動ではなく、枝、幹、根等への蓄積という事になるのだろう。
●まあ、何と言うか、古葉への施肥の反映は、秋も春も明確ですよ、て事です。ただ、それが春の場合は、転流との関係で+-が判然としなくなってくる、という事なのかな。
●さて、問題は秋肥と春肥の一番茶への影響度なのですが。時系列枠摘み調査法というやり方で(これは、現在の静岡茶業研究センターの望月統括監が富士分場にいる時にやってた方法で、それを退職された塚本[元]中遠農林部長、そして小泉[現]茶業研究センター長がやった試験方法。自分もその時に一緒に富士分場にいたので、それから10年後位に本場へ行かせてもらった時に調査方法として持ち込んで。なので、既得権はないのですが、一応再度日の目を見る形に戻したと)見ると、枠摘み重量と窒素濃度の間の関係がグラフのようになって。
correlation w and N
□枠摘み乾燥重量と窒素濃度の相関図。枠摘みの全plotなので、ばらつきが大きい。直線の適合度を見るR2(Rスクエァー)は秋肥と0kgが同じ位(R2=0.8)で、春肥はやや落ちる(R2=0.7)。これは重量と濃度の関係なので、同じ収量の時の窒素濃度が比較できる。また、秋肥と0kgの直線の傾きが同傾向を示しているため、重量増加に伴う濃度差はほぼ一定という事。一方で春肥は直線の傾きが異なる重量増加に伴う窒素濃度差は拡大する、と判断される。これが、どういう事か、と考えてみる、ために、またグラフづくりを実施。
Plucking dry weight
□枠摘み重量の日別推移。それを直線回帰で引いてみました。日内の枠毎(1処理4枠)のばらつきはしょうがない。でも傾向として生育後半に向かって、春肥>秋肥>0kgとなる。総重量なので、この増加要因が施肥?に起因するのか。起因するとしたら、なぜ、春肥の方が収量に対して効果的なのか。それも同日調査なので、重量が大きいという事がどういう意味合いを持つのか(同一品質なのか、ということ)。
Plucking NitrogenContent
□枠摘み窒素濃度の日別推移。それを直線回帰で。実際の動きはNonlinearだろうな、とデータのばらつきから思うが。とりあえず、直線。日数変化においても濃度変化率自体は3処理ほぼ変わらない、ようにみえる(春肥の後半の落ちが少し異なる感じがあるが)。
plucking nitrogen mass
□枠摘み窒素量の日別推移。調査開始日からのN重量が秋肥は0kgと初期からの窒素量差が微増なのに、春肥はその差を圧倒的に拡大していく(次のグラフ。0kgの回帰直線を0baseとして、秋肥と春肥の回帰線を引き直したもの)。
Plucking Nmass 0base
●これが、枠摘み乾燥重量だとどうか、というと下のグラフ。窒素量の増加と同じ。全く同じ、ように見える。枠摘み重量とその窒素量の増加直線が同じとはどういう事なのか。それでは次にN濃度のグラフを。
PluckingDryweight0base.jpg
●窒素濃度のグラフ。秋肥はほぼ変わらない、春肥は微増。これはどういう事なのか。また、初期的濃度差が維持、微拡大される、これはどういう事なのか。
Pluckign Ncontent 0base
●新芽に占める窒素の割合が同じとはどういう事なのか。新芽という容器は日々大きくなっていく。それに入る(あるいは構成する)窒素も同様に増えていく。その傾向が同じ。ただ、春肥をやる事で、その占有率が拡大する、のか? いや違う。枠重量-窒素濃度の相関グラフを見れば分かるが、窒素濃度は重量増加に伴い低下する。日々、生育に伴いお茶のN含有率は低下する、これは真理。変わらないのは、無窒素管理をしている茶樹と秋あるいは春に肥料をやる与える事で、無窒素管理との間に、窒素濃度で一定の差が一番茶生育期間中維持されるという事。施肥をしない茶樹と施肥をする茶樹の差とは何か。それは施肥した分が上乗せになる、のだろう。その上乗せ分が全体重量にも反映される(というか、枠重量もN重量も増加するのだから、N濃度が一定になる計算)。要するに春肥の処理により、・・・[思案中]
●思案中に昼飯を子供達と。頭を使うと脳内疲れから無性にジャンクなものが食べたくなって。近所の来来亭で「ワンタン麺ネギ増し増し+半チャーハンセット」を食べてしまいました。美味しかった。
F1001428.jpg F1001430.jpg
●またグラフづくりを再開。
●それでは、春肥料を減らしてみたら、増やしてみたらどうなるのか。秋肥もいじってみよう。面白い。秋に18kgやるのも春に6kgやるのもスタートは同じ。でも秋肥18kgは、秋肥6kg、12kgと同レベルに収束していく。なぜ?
Plucking Ncontent 0base all
●吸収窒素量で見てみよう。秋肥料のスタート時点の窒素量が突出している。しかし、最終的には春肥に抜かれてしまう(という表現がいいのかは?)。初期窒素量が高いというのはどういう事か、それは樹体充実の余裕という事なのか。樹体が充実していると初期値が高くなるのか? 秋肥をこれ以上増やす? それとも春肥の問題か。
Plucking Nmass all
●秋肥も春肥もやってみたグラフを作成。合計窒素量が増えてもそんなに窒素吸収量は変わらないような。これを0baseにしてみたらどうなるのか。
Plucking Nmass 4season
●0baseにしたら、こんな感じ。秋肥の充実が初期値へ反映なんだろうね、秋肥18kgで開始ベースが同じ。でもその後の増加はやはり春肥が影響、ですね。秋肥効果が高いのは、過去の施肥歴(2年間無施肥管理)から茶樹が低窒素状態にあったからか。それが充足していれば、このスタートが異なる可能性が。一般管理茶園等のデータも同じ形で比較すれば、見えてくるものがある? いやぁ、まずいくらいに面白いポイントを見つけてしまった、と今の時点では思っている。窒素量的初期値を高める方法、そして生育時期の窒素増加量を高める方法、それを判断する秋肥、春肥の影響。なかなか、おもしろい。
Plucking Nmass 4season No2
●秋肥による茶樹の充実が、生育初期の窒素吸収量のベースに影響する。しかし、秋肥の影響はそこでストップし、その後は生育量の増加に伴う同比率での窒素吸収にとどまる。春肥料は、初期ベースは高めないが、その後の生育期における吸収窒素量を高める。問題は、それらのプラトーがどこにあるのか、という事と、生育量をどう捉えるか。それをまたグラフにしてみよう。[ここで夕食休憩]
●濃度と枠重量を0baseで比較。濃度差の要因は、吸収窒素量なのか生育重量なのか。枠重量と窒素濃度の相関図も置いてみる。日別推移の場合、処理間の生育差、圃場におけるばらつきの修正ができない。そう考えた場合、基準日(調査初日)におけるスタート値の差が、施肥の影響なのか、単なる生育差(これも施肥の影響を受けるが)なのかの判断ができづらい。そのため、生育量(枠重量)の推移と他項目との比較グラフを作ったりもしているのだが。
Plucking Ncontent 4season 0base
Plucking Leafweight 4season 0base
Plucking LW-NC 4season
●色々書いて、かなり混乱。今日はここまでとするか(>_<)。
●今日の一冊。太田垣康彦[作]『MOBILE SUIT GUNDAM THUNDERBOLT①』【2012年,㈱小学館,¥667+税】。ガンダム物のオリジナルストーリー。アニメでありながら、戦争、人、を描いて多様なメディアミックスが行われている。小説と同じく、人が描けた物語は面白い。
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[ 2013/08/10 ] コミック | TB(0) | CM(0)