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2013年1月21日(月) CN比という割り算値

●怠業。各種報告書及び提出書類の作成を集中とボケを組み合わせながら、ジリジリと進める。しかし、なかなか進まない。気持ちの問題か。
●CN比という炭素率/窒素率を示す数字がある。これが何を示しているかは色々と議論があるところだが、土壌肥料的には堆肥等でCN比が低いものは窒素供給的、高いものは非窒素供給的、と分類される、かな。試験場の時は、窒素分析にはNCアナライザーという機器を使用しており、N%の他に分析サンプルのC%もデータとして供給される。そのため、それを基本にグラフの様なCN比と枠重量増加の関係式を引いてみるのだが。単純に考えて、重量増加の主要因は炭水化物増加であるため、当たり前にC含量は増加し、一方N含量自体も増加傾向を示すが、それは炭素増加率に比べ小さいため、CN比は重量増加に伴い、高くなっていく。それが、N施肥量の違いによる増加直線の差になるのは、窒素含量の差以上に、炭素率の影響を受けるからだろう。しかし、C及びNのそれぞれの関係を強調するために、C/Nの割り算値で関係性を拡大解釈するのはやはり適当ではないのだろう。北大久保さんが嫌う「割り算値」の、更に「割り算値÷割り算値」で最悪。でも、何となく、グラフだけ見ていると関係性に納得してしまうのは、やはりNの事だけでなく、Cの関係性も大きく施肥に由来するからなのであろう(植物生育という点で)。
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●今日の一冊。Alan Grafen,Roise Hails著,野間口謙太郎・野間口眞太郎訳『一般線形モデルによる生物科学のための現代統計学』【2007年,共立出版㈱,¥4,800+税】。本当に統計どうしよう(>_<)、と思って手当たり次第に参考書を探していた頃の一冊。今見ると、なんだなぁ、という感じはするが、その頃には勉強になる一冊であった。そう考えると、この5-6年の統計関係の出版本の充実は素晴らしいと思う。やはり、Rとベイズ、MCMCがそれに大きく寄与しているんだなぁ、と感じる。この本では、自身が考えていた回帰直線のばらつきとそれを踏まえた上での二直線以上の比較をどう考えるか、という点についてそれなりの基礎的知識を与えてくれた、と思う。データはばらついている、その前提に立ち、トレンドをどう判断し、そこからモデル化を図れるか。まだまだ全然駄目だなぁ(>_<)。
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[ 2013/01/21 ] 統計 | TB(0) | CM(0)