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2013年1月8日(火) 戦略と戦術について銀英伝より学ぶ

●今日も昨日に引き続き現場回り。職場も遠いが、現場はそれと同じくらい遠いので、実質1日24時間のうち、1/6位は車の運転をしている事になっている。その割に運転が上手にならないのは意識が低いからなのか。今朝は冷え込みが強く、山へ行く途中の日陰の茶園はお昼位まで霜が融けてなかった。写真はそんな茶株の様子。
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●出開き度。調査に掛かる手間の割には興味あるデータが取れると思っている。茶芽のエンドポイントが止め葉を撃つ「出開き」という状態だと判断される。これにより、その時点からフェイズの切り替わりがあり、おそらく茶芽内の形態変化、内容成分変化等があるのでは、と思っている。良質なお茶を生産するためには、やはり出開き度が低い方が良いと考えられるが、ではどの程度がいいのか、というと明確な答えはない。絶対的には面積当たりの収量性と絡みが出てしまうし。一方で、出開かない茶芽にするための整せん枝法等もあるので(芽重型はその手法であると考える)、それを利用した上で適切な時期に適切な収穫方法で適切な状態の茶芽を収穫する事が必要であると考える。では、その適切とは何か? グラフは同一圃場(施肥処理を除く管理が共通)の出開き度変化の様子。いい加減なノンパラ3次式。ノンパラのfittingを高めるのは好きではないが、それなりの傾向が見えなくもないのが悩ましい。やはりAIC等できっちりモデル式の精度判定をするべきだと理解はしているのだが。さて、無施肥(0kg)により早く出開く、を示しているが実際は、生育自体が遅延するため、同日に比較すると0kg区もその他処理区も出開き度自体は大きな差はない。減少をどう捉えるか。
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また、次のグラフは同じ圃場、同じ施肥処理だが年次が異なり、H18一番茶収穫後、中切り更新を実施。見事に出開きが遅れる芽重型茶芽となっている。茶園の作り方、整せん枝の組み合わせ、目的とするお茶づくり。単語は並ぶがさて、どうしようか。
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●今日の一冊。田中芳樹著「銀河英雄伝説①」【1982年,徳間書店,¥720税込】。戦略と戦術の違いを明確に定義し、それを物語の中で平易に語ってくれたのはおそらくこの銀英伝が最初ではないのだろうか。仕事で戦略だ、戦術だ、という言葉を使う場面では、その思考の裏付けに銀英伝をリスペクトする自分が常にいる。その上で、やはり自由惑星同盟のヤン・ウェンリーの仕事に対する姿勢(用兵の天才なのに、軍人が嫌で夢は早期退役して年金暮らししながら好きな歴史研究をすること)と硬直化した組織における上司に対して明確にNOと言える姿にあこがれるもので、それを現実の仕事でまねて、失敗する場面が多々(抵抗勢力扱い)。ヤンのような上司がいたら、ついていくんだろうな、と思いつつ、数年に一度読み返す全10巻の銀英伝。お茶関係ないじゃん、という点については「ヤンの父親のお茶道楽と、ユリアン・ミンツが淹れる紅茶は最高」という事で許してもらいたい。
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[ 2013/01/08 ] 小説 | TB(0) | CM(0)