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2013年1月2日(水) 色々なものをどう自分のネタとするのか

●お正月2日目。雑煮の食べ過ぎで消化しきれない胃が辛い。
●なぜブログの題名が「その日暮し」なのか。それは大学の時のサークルの共同日記帳があり、その題名が徒然草から取った「徒然なるままに日暮し」の「その日暮し」であったため(大学生とは所詮日々の暮らしにアップアップするそんなものだ)、それを引用。個人的には、現在社会人で「その日暮し」のニートではない。
●昨日と同じグラフで少し解説。茶園施肥については、たくさんやればやるほど良いお茶ができるという神話が流布しており、それが数十年もそのままダラダラと改善されないまま現場で実施されている状況がある。それが正しいかと言えば間違っているのだが、それを理解してくれるのは本当に少数。研究者でも未だ「多肥神話」教の人がたくさんいて話をしていてムカつく。グラフは茶園における窒素施用量の違いによって、面積当たり重量(20×20㎝枠摘み乾燥重量。3枠平均)の増加に伴い全窒素含有量の変化がどうなるかを調査したもの。窒素施用が40kgN/10aと54kgNでは回帰直線がきれいに重なる。データ点の数は126点。同様の調査を年次で3年間続けたが、全く同様の傾向であった。結局、量を増加させてもある一定以上ではプラトーに達し、重量と窒素の関係性への影響はない、ということ。でも、これがこのようなデータの取り方でない場合、見える現象としては生育差があったり、触った感じで違うという根拠のない話があったり、科学的でない話が満載なのが現場の状況。そんな中で、どう自分が思うところを証明していくかが、自分の仕事なのかな、と思うところ。
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●今日の一冊は、明石散人著「謎ジパング」【1999年,㈱講談社,¥648+税】。この第2章に「どこからやってきたのか日本のお茶」という題目で、日本のお茶の起源に関する知見が報告されている。日本古来のヤマチャ。そして、なぜ聖一国師が静岡のお茶の開祖となったのか。明石散人氏の書くものは、正規の論文ではなく、またフィクションとノンフィクションの狭間の部分で読者に問いかけるものであるが、その中から現場で取り組む私達が真実を見出す必要があるのだろう、と思う。というか、単純に読んでいて面白い本、という数少ないものである。
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[ 2013/01/02 ] 一般 | TB(0) | CM(0)